TRAINER

大学卒業後、北九州にある経営コンサルティング会社で経営コンサルタントとして働き、3年後当時の目標であったカナダ留学をするため退職。カナダのバンクーバーに2年間留学し、サイモンフレーザー大学で日英上級通訳講座に通い、通訳の勉強をする。しかし、通訳は裏方に徹するものだという現実に直面し、表に出たい自分の性格とは大きくかけ離れていることに気づく。結局通訳を必要としないレベルの英語力を身につければいいような気がして英語の勉強を始めて2年でTOEICで900点オーバーを達成し帰国。

帰国後、漠然と英語力が活かせればと思い大手留学業者で留学手続き業務を担当し、同世代も多く学校のような職場環境は最高に楽しかったのだが、結局留学手続きなんて自分でやればいいのではという疑問が湧き１年で退職。この頃から学生時代に思っていた、漠然とした起業したい熱が高まる。

サラリーマンを続けながらの起業準備は思ったより大変で、起業を見据えて残業のない、就業時間後拘束されない職場で働くことを選択し、英語力と経理の知識を活かしてとりあえず食いつなげればいい仕事を探し始める。この頃からビジネスの種を探して日々奔走する。当時はまだほとんどなかったマンツーマンの英会話講師を紹介するビジネスをやろうとしたが、当時の上司に本業に専念して欲しいと言われ、海外出張という甘い汁を吸うことに負ける。そのおかげで、ロシア、イギリス、ドイツ、ノルウェーなど出張でかなりの期間滞在する経験を得る。

その後サラリーマン生活最後の仕事となる、農水省管轄の鯨類研究をしている財団法人の研究所に転職。総務部経理課で働く一方、起業の準備を進める。ふと街を歩いているときに見つけた、”加圧トレーニング”という文字に衝撃を受ける。トレーニングは趣味で数年やっており、キックボクシングもカナダで始めていたため身体を動かすことや、新しいトレーニング方法というのに目が無かった。早速ググってみたところどうやらジムがあるらしいことがわかる。体験をしに行ってみると平日の昼間なのに結構なお客さんがいることを見て、これはもしかしたらビジネスとして成り立つと思い、パーソナルトレーナーの学校に入校し、パーソナルトレーニングを受け、加圧トレーニングも実践し短時間で凄まじい筋肉痛になりその効果を実感する。その後加圧トレーナーの資格を取得する。

2009年3月に銀座で加圧トレーニングビューティスタジオスクイーズをオープン。数ヶ月サラリーマン生活と並行して営業をするが、オープン３ヶ月である程度の会員数を獲得しビジネスが軌道に乗る。同年7月に同財団を退職し、トレーナー業一本の生活が始まり2024年現在に至る。今年でジムオープン16年目を迎える。

一人でトレーニングできない方や、運動経験が全くない方達が運動を継続できる数少ないジム。15年在籍している方も数名。日常生活に運動を組み込み継続していくスタイルのトレーニング指導が得意。短期間のダイエットでは、結婚式を控えた方達のトレーニング指導経験も多数。

2021年4月より慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科修士課程に入学し、50歳を迎える中、若者たちに混じって自身のレベルアップを図り無事２年で修了。ランニング障害予防の分野で論文を執筆。

趣味はブラジリアン柔術、青帯、トライフォース浅草橋所属。キックボクシングも趣味程度だが経験20年以上。大学時代はバンドマン。