加圧トレーニングが低負荷な訳
カテゴリー加圧トレーニング
久しぶりに「加圧トレーニングの理論と実践」を読んでいるのでその中からのトピックをちらほら書いていこうと思います。
たまにはまともなこと書かないと自分がトレーナーだってことを忘れそうです
今日のテーマは加圧トレーニングを低負荷で行う理由です。
よく勘違いされるのが、加圧トレーニングは通常のレジスタンストレーニングの延長だと思われていること。
これは大きく違います。全く違うものとして考えなければなりません。勘違いされているため、ベルトを持っている方のなかでも、通常のトレーニングと同じ重さを扱ってやっている方がいらっしゃいます。加圧トレーニングの効果を最大に生かすには低負荷でのトレーニングが良いとされています。
なぜ低負荷でのトレーニングが推奨され実践されているかというと、ある実験結果に基づいてのものだからです。
筋力トレーニングをする際に非常に重要となる、1RMという指標があります。これはRepetition maximamの略で、1回やっと持ち上げられる重さを表しています。
この1RMの50%、40%、30%、20%の負荷を用いて、加圧あり、加圧なしで筋肉の疲労を調べる実験が行われました。
すると、この中で20%負荷を使った加圧トレーニング、加圧なしトレーニングの挙上回数の差が一番大きかったのです。血流制限をしたトレーニングでは、加圧なしでのトレーニングに比べて、反復回数が激減したのです。
筋肉疲労という観点からすると、血流制限をすることで挙上回数が減るということは、加圧をすることにより、より筋肉が疲労しやすくなるということです。
そのため、加圧トレーニングでは低負荷のトレーニングを行うのです
うーん奥深い