人にものを教える仕事の共通点
人にものを教えるときに一番大切なことはなんでしょうか?
教える側の知識・・・もちろん大切。基本です。
教える技術・・・これも必須です。
人間性・・・これが一番大事かな???
ある程度の年齢になってくると上記のものは揃ってきます。まぁ人間性は持って生まれたものや環境が左右するとは思いますが、すくなくとも年齢というプラスの武器が身についてきます。
日本では年齢が仕事に非常に影響する場合があります。
経営コンサルタントを例に取って話をしてみましょう。
公認会計士や、MBAの資格を大学で取得し、満を持して社会に飛び出していって、百戦錬磨の経営者を相手に仕事をする・・・。
これって一歩間違ったら大きな怪我をします。
資格を持っているということで、もちろん知識はあると思います。
しかし、経営者の年齢は少なくとも40歳以上の方が多いでしょう。経験値は半端じゃありません。そういった方相手に20歳そこそこの若者が、大学で学んだ知識を生かして指導をするって・・・。
私はそうは思わないですが、それくらいの歳の担当者が来て、あれこれ指示されると気分を害す方も多いかもしれません。何をこいつは机上の空論を言ってるのかと・・・。
そういう時どうすればいいのか???その年齢に応じてやり方が全然変わってきます。
パーソナルトレーナーも全く同じではないかと思います。
どんなに知識があっても、一緒にトレーニングしていない時間に動いてもらい、モチベーションを維持してもらうにはある程度のテクニックが必要です。
一緒にトレーニングする時は、誰だってがんばります。
見ていないときに頑張ってもらわないと結果が出ないのが実情でしょう。
これは家庭教師にも言えることです。週1、家庭教師をつけたからといって学力は飛躍的には伸びません。
要は本人の努力次第。
その努力をするための、モチベーションを与えることが出来るかどうかが何かを教える人にとって一番大切な技術であり、能力であると考えます。
気づきを与える。これが一番大切です。
これは職業ごとに決まっているものではなく、共通の技術なんです
私は学生の時に家庭教師、塾の講師、社会人になってからは経営・会計コンサルティングの仕事をしていたせいか、そのノウハウを知っています。これは知識を身につけて、経験した結果できるようになったことです。
しかし、トレーニングを積んでいけば誰にでもできることです
これは実は対人関係などでも応用できることなんです
何をやってもうまくいかないという人は、本人の問題というより、やり方が間違っている可能性があります。
一度自分のやり方を見直してみるのもいいかもしれませんね